インタビュー

相双地域で実際に就農した方や先輩就農者にインタビューしてみました。農業経験がまったく無かった若い力も続々と活躍しています。

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相馬地域を盛り上げる若い農業者団体。イベント等で積極的にPR。

A.C.ハマーズ2001

福島県沿岸の浜通り北部に位置する相馬地域(相馬市・南相馬市・新地町)で、広く行政区域を超えたネットワークで活躍しているのが青年農業者団体「A.C.ハマーズ2001(ニーマルマルイチ)」です。団体は20〜30代を中心とした地域の若手農家たちが交流や情報交換等を目的に結成。「A.C.」は農業を意味する英語「Agriculture」、「ハマーズ」は通り、「2001」は結成年の2001年から取って、名付けられたとのことでした。現在は13名(2018年10月時点)の会員で組織され、また、会員の営農分野も水稲、野菜、花卉、果樹、畜産などバラエティに富んでおり、作付品目等にとらわれない広範な農業知識の獲得のための研修や、農業行政との連携などといった活動を展開しています。

くわえて2011年の東日本大震災後には、大きなダメージを受けた地域農業の再興や、現況を正しく伝えるメッセンジャーとしての役割も担い、県内外の各地方で農産物直売会やPRイベントにも積極的に参加。SNSを通じての情報発信も開始しました。さらには、地域のお祭りやイベントなどにも積極的に出店しており、2016年には団体が主催して、地産地消推進イベントを相馬市の和田観光いちご園で開催し、地域で生産された肉や野菜を楽しんで味わっていただくなど、地域の振興活動にも力を入れて取り組んでいます。

団体では、メンバーが培ってきた農業の技術や知識をさらに若い世代に伝える活動にも注力。地元農業高校の講師として実習等を通して農業の魅力を伝えることで、地域の次代を担う若者たちが就農に興味を抱く環境づくりにも取り組んでいます。また、団体の活動は農業関係者の間でも高い評価を受けており、2015年には公益社団法人農業農村工学会の大会にて「津波被災そして原発事故からの復興」というテーマで当時の会長が基調講演し、団体の多くの取り組みが注目を集めました。

現在代表を務める合同会社みさき未来の三浦草平さんは、「若手農家同士の交流により、同世代との情報交換や成功事例の共有はとても有益ですし、大変勉強にもなります。仲間と一緒に活動することで、地域農業の活性化に寄与していきたいですね。農業未経験の方にも会員たちが親切にアドバイスしますので、私たちと相馬地域の農業を盛り上げていきませんか?」と語ってくれました。

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花き研究会のメンバー一丸体制を武器に、最高値がつくトルコギキョウを出荷

鈴木好道さま

大田花き市場において最高値で取引されるトルコギキョウを生産した鈴木好道さん。震災前は浪江町で婦人服製造の会社を経営していましたが、避難指示が出されたことにより、会社を休業させることに。その後、数年間は培ってきた経験を生かして、インドネシア、中国、ミャンマー、ベトナムなどの海外各国で婦人服製造に関する技術指導を行ってきました。

本格的な農業経験のなかった鈴木さんが花き栽培に取り組むことになったきっかけは、幼なじみでもある同じ浪江町の川村博さんが震災後花き栽培を始め、非常に高い評価を受けるトルコギキョウを生産していたこと。「幼なじみが育てた花を見て、感動しました。そして、自分もこんな綺麗なトルコギキョウを育てたいと思うようになりました」と鈴木さん。川村さんが中心となって設立した「浪江町花き研究会」に参加し、イチから技術を学んで、新たにチャレンジする意を決しました。

現在、約3.3aのハウスで花き栽培を営んでいる鈴木さん。2018年10月に初めてトルコギキョウを定植し、2019年6月の初出荷でいきなりトップクラスの評価を受けたそうです。「(トルコギキョウを育てる)ポイントは大きくふたつ。ひとつは、双葉農業普及所の指導を受け土壌分析のデータを活用しながら栽培できたこと。もうひとつは、圃場環境モニタリングサービス(ハウス内の温度、湿度などをリアルタイムで測定でき、それを花き研究会のメンバーと共有できるサービス)を活用できたこと。

研究会のメンバーから様々なアドバイスをもらえました。まさに研究会のみんなでの情報共有の賜物です」と秘訣を話す鈴木さん。「浪江町は日照時間も長いので、花の生産に適した地域。風評被害に負けない綺麗な花を育てて、『花のまち なみえ』のブランドをつくっていきたいですね」と、今後の目標を語ってくれました。

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