【福島県広野町】『東北に春を告げるまち』未経験でも農業をスタートできます!

東に太平洋を臨み、西に阿武隅山系、南はいわき市、北は楢葉町と隣接する、福島県広野町。町の原風景を詠んだ童謡『とんぼのめがね』の故郷でもあります。町では、県立中高一貫教育校の開校に向けて準備を進めるなど、教育・子育て環境を充実させています。また冬でも雪がほとんどない温暖な気候を生かして、お米を中心に、麦やみかんなどを生産するほか、東北地方で新たに寒冷地バナナの栽培に乗り出したことでも話題を呼んでいます。この町の魅力を先輩就農者や町の担当者の声をまとめ、ご紹介していきます。

目次

子育て環境が充実。中高一貫校開校で更なる発展が期待される地域

東京都心から238キロ。福島県双葉郡の最も南に位置するのが、広野町です。寒暖の差があまりなく、気候が温暖であることが魅力の一つです。

テナントビル『広野みらいオフィス』やIT関連企業、医療施設などが立地。広野駅の東口と西口を結ぶ『こ線人道橋』が全面開通して街並みががらりと変わり、生活環境の回復を図っています。また、県立ふたば未来学園中学校・高等学校の中高一貫教育の開校に向けて準備を進めており、教育環境と子育て環境が充実しています。

特に、第3子以降の子供には、入園料や保育料、預かり保育料の全額を減免します。また、経済的理由により修学が困難な学齢児童等は、学用品費や給食費などの助成があります。

農業面では、お米を中心に、麦やみかんなどを生産するほか、新たに寒冷地バナナの栽培に乗り出して話題を呼んでいます。

『日本一元気な町づくり』を目標に掲げる広野町は『再生から創生へ』新たな価値観のもと、地域の更なる発展が期待されています。

研修制度や諸先輩方のサポートが充実。農業未経験でも安心

3年前に公務員を定年退職され、第2の人生として農業の道に進んだ青木秀一さん。ご両親から引き継いだ農地で、未経験から米作りを始めた経緯をお聞きしました。

現在は、『コシヒカリ』と『天のつぶ』を栽培。中でも『天のつぶ』は、福島県が15年かけて完成させたオリジナル品種であり、穂が出るときに、天に向かって真っすぐ伸びる稲の力強さと、天の恵みを受けて豊かに実るお米をイメージして名付けられたものです。

知識や経験が乏しい中での船出だった青木さんですが、「周りの諸先輩方のアドバイスや協力があったので、これまで頑張ってこれたのだと思います」と振り返ります。

手塩にかけて育てたお米を食べたお客様から「おいしかったから、また食べたい」との声を、直接聞くことができるのが、何よりもうれしいそうです。

青木さんは、日々の栽培記録を細かく日記に書き留め、3年分のデータを蓄積しました。栽培の過程で疑問に思ったことは、過去のデータを見返すことで解決することが多いそうです。

これまで順調に農業経営ができたのは、青木さん自身が、地道な努力を積み重ねてきた成果なのです。

農業法人で活躍できる道も有る。ゼロからでも始められる農業

広野町の約2割の耕地を請け負い、5人体制で30ha、米作りを手掛ける『農業法人フロンティアひろの』の代表の芳賀吉幸さんにお話いただきました。

「現在、5人のスタッフで運営していますが、広野町の米作りを支える農業法人であり続けるためには、後継者となる新しい力が必要です。若者にとって、希望のある農業の姿を示していきたい」と、芳賀さんは力強く語ります。

農業を始めるには、農地の取得や初期投資の費用がかかりますが、『フロンティアひろの』に就農すれば、農地や機械などが用意されているので、ゼロから農業をスタートさせることができます。

当法人では、お米以外に、ブロッコリーやブドウ、かぼちゃなど、多品目の栽培に取り組むことができます。

農業後継者の就学支援条例制定など、地域全体で就農をバックアップ

広野町では、農業の振興と後継者育成の取り組みとして、『広野町農業次世代育成奨学金貸付条例』を制定(平成30年4月施行)しました。
農業関係の大学等を卒業した後に就農すると、奨学金の免除や返金猶予を受けることができます。将来の、広野町の農業を支える担い手の就学を支援する取り組みがスタートしました。

広野町産業振興課 根本さん(左)と猪狩(右)さん

新規就農は簡単ではありませんが、行政や諸先輩方のサポートが充実しているので安心です。広野町には、たくさんの仲間がいます。

また、即入居可能な物件があり、町営住宅への入居も可能です。県外からの転居も心配ありません。

「新しい環境」で農業にチャレンジしてみたいという方、経験はないけれど農業を仕事にしてみたいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

※なお、広野町は、12月15日(土)新宿で開催される『マイナビ就農FEST』に参加します。
ぜひお気軽にお立ち寄りください。
詳細はこちら

■相双就農ポータルサイトはこちら■
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【問い合わせ先】福島県 広野町 産業振興課 農林振興係
〒979-0402 福島県双葉郡広野町大字下北追字苗代替35
TEL:0240-217-4163

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