相双地域で実際に就農した方や先輩就農者にインタビューしてみました。農業経験がまったく無かった若い力も続々と活躍しています。
トマト栽培で楢葉を盛り上げたい!若手就農者の挑戦
株式会社ナラハプラントファクトリー 杉森翔吾さま
現在、楢葉町の株式会社ナラハプラントファクトリーでトマト栽培に励まれている杉森翔吾さん。杉森さんは、幼少期に祖父の家できゅうり栽培を手伝い、その経験から農業への憧れを抱いたと熱く語りました。
福島県立農業短期大学校で施設野菜を専門に学んだ後、令和5年4月に楢葉町の株式会社ナラハプラントファクトリーに入社されました。同社は1.1hの大規模な施設でトマト栽培に力を入れ、県内でも導入が少ない「水耕栽培」の技術を導入するなど、幅広く学べることが魅力的だと杉森さんはいいます。
楢葉町の魅力を伺うと、「魅力だらけですが、とにかく地域の方々がとても温かいですね」と笑顔で語る杉森さん。ナラハプラントファクトリーに入社後、杉森さんは楢葉町の広報誌からインタビューを受ける機会がありました。広報誌に杉森さんのインタビュー記事が掲載されると、記事を読んだ地域の方々から多くの応援の言葉をいただいたそうです。
地域の方々からの応援で勇気をもらったという杉森さんは、「より一層栽培に力を入れて、楢葉町へ恩返しがしたい」と力強く語りました。
また、相双地域の穏やかな気候と美しい自然に囲まれながら、農業を楽しめることも大きな魅力とのこと。楢葉町を含め相双地域は、夏は涼しく、冬は温暖で降雪も少ないため、作物を安定して育てることができる気候なのです。
また、少し歩けば綺麗な海を一望できるのも、相双地域ならではの魅力です!杉森さん自身も、たまに海を見に行ってリフレッシュしているそうです。
「就農をする時、きっと一番大きな不安要素は金銭面ではないでしょうか。
『就農に興味はあるけれど、費用面が不安でなかなか挑戦できない』、『就農に関して周りに相談できる人がいない』など、悩まれている方もいらっしゃると思います。
実は、就農を考える方を対象とした助成金や補助金の紹介・交付などの手厚いサポートをしてくれる機関が多数存在しています。
金銭面以外のことでもとても親身になって相談に乗ってくれるので、まずはぜひお気軽に相談してみてください。皆さんそれぞれの理想の就農スタイルが見つかりますように!」
インタビューの最後には、今後就農を考える方に向けて具体的なアドバイスをしてくださった杉森さん。終始笑顔でインタビューに応えてくださる杉森さんからは、地域の方々から愛され応援される人柄と、心から「楢葉町とトマト栽培が大好き」だという熱い想いが伝わってきました。今後も楢葉町や農業を盛り上げていかれる杉森さんから目が離せません。