相双地域で実際に就農した方や先輩就農者にインタビューしてみました。農業経験がまったく無かった若い力も続々と活躍しています。
再び農業に携われる幸せを噛みしめて。最新鋭のイチゴ栽培システムで目指す農業復興
株式会社ネクサスファームおおくま 松本英樹さま
楢葉町出身の松本英樹さんは、震災前まで家族でイチゴ農家を営んでいました。「避難指示が解除されて自宅に戻り、目にしたのは荒れ果てたハウスと畑。覚悟はしていたものの、その惨状を前に言葉を失いました」と、当時を振り返ります。出荷や販売も地元に密着していたため、帰還住民が少ない楢葉町で農業を再開するのは困難と廃業を決意します。松本さんは生活のために就職するも、また農業をやりたいという思いは常に抱いていたと話します。「そんなとき、目にしたのが『ネクサスファームおおくま』の求人募集です。採用が決まったときはまたイチゴづくりに携わることができると、本当に嬉しかったですね」。
大熊町が出資して設立された『ネクサスファームおおくま』は、約4.8haの広大な敷地を有する太陽光利用型高設養液栽培施設です。LED照明や養液を使い、コンピューター制御で栽培する最新鋭のシステムを導入することで、イチゴの周年栽培と周年出荷を可能としています。それまで松本さんが手がけていた栽培方法とは全く異なるため、最初は驚きの連続だったそうです。「イチゴの生育状況を分析したりデータ化したりすることで、農業未経験者でも農業を仕事にすることができます。農業が抱える労働不足を根本から見直す仕組みが確立されていると感じました」。
楢葉町出身の松本英樹さんは、震災前まで家族でイチゴ農家を営んでいました。「避難指示が解除されて自宅に戻り、目にしたのは荒れ果てたハウスと畑。覚悟はしていたものの、その惨状を前に言葉を失いました」と、当時を振り返ります。出荷や販売も地元に密着していたため、帰還住民が少ない楢葉町で農業を再開するのは困難と廃業を決意します。松本さんは生活のために就職するも、また農業をやりたいという思いは常に抱いていたと話します。「そんなとき、目にしたのが『ネクサスファームおおくま』の求人募集です。採用が決まったときはまたイチゴづくりに携わることができると、本当に嬉しかったですね」。
大熊町が出資して設立された『ネクサスファームおおくま』は、約4.8haの広大な敷地を有する太陽光利用型高設養液栽培施設です。LED照明や養液を使い、コンピューター制御で栽培する最新鋭のシステムを導入することで、イチゴの周年栽培と周年出荷を可能としています。それまで松本さんが手がけていた栽培方法とは全く異なるため、最初は驚きの連続だったそうです。「イチゴの生育状況を分析したりデータ化したりすることで、農業未経験者でも農業を仕事にすることができます。農業が抱える労働不足を根本から見直す仕組みが確立されていると感じました」。